蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

三連休・一日目

 寝不足でむかえた朝は、気持ちが悪かった。

 競艇を観に行きたい。モンキーターンを観に行きたい。ふと、そう思った。愛知県には常滑(とこなめ)と蒲郡(がまごおり)がある。地理的には隣県の浜名湖もそう遠くない。インターネットで調べる。ちょうど常滑で開催されていた。でも、行こうか、行くまいか躊躇う。雨だし、寒いし……。大須には行くつもりだから、とりあえず名古屋方面の電車に乗って考えることにした。

 いつもは眠れる電車の中で眠れなかったので、競艇観戦に決めた。十時十五分ごろ、常滑駅に着く。駅も道もレース場も閑散としている。実はここに来るのは二回目。幼少時、両親に連れられ、焼き物展を観に来た。常滑は焼き物の町なのだ。

 舟券も買わず、1マーク前でひたすら六艇のターンを観る。4レースが終わって満足したので、大須に向かう。

 ファッション欲が復活したので、Deity's watchdogに行く。ひらがなうぃじゃのノーカラーのシャツを買おうと思っていたのだが、記憶と違って半袖だった。半袖のシャツはわたしの美学に合わないので買わず、入荷したばかりのワイドパンツを買った。あと、初イヤーカフも。店を去ろうとしたところで眩暈。店長さんに介助していただき、その場をしのぐ。

 帰宅すると、注文していた三冊の本と二枚のCDが届いていた。明日、鑑賞しよう。

2-6-3。荒れましたなあ。