蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

「外見より内面?そんなの嬉しくない」

と思われる女性はいくらかいらっしゃるんじゃないでしょうか。僕は外見より内面重視という言葉にすんなり納得できず、違和感があります。僕もそのように思っているし、確かに目に見える範囲の魅力だけで決めてしまうのは違う。なんだろうな。誤用と言いますか、見た目の「美」という魅力が過小評価されているように聞こえます。
それに関連して。ヴィジュアル系とカテゴライズされる人たちは、「音楽をやるのになぜアレほどまでに外見にこだわっているのか?中身が追いついてないのではないか?本質は曲だろうに」と「見た目」で判断され、最初から自称音楽好きの人たちに毛嫌いされている可能性が思い浮かびました。今はもうそんな人少ないだろうけど。
茶髪の若者がお年寄りから見て何かよいことをすると余計に感心されるみたいなものかも。見た目とのギャップで得をしたり、損をしたり。あ、こっち方面に持ってくるつもりはなかった。
きっとスピリットですよ。現在の状態の如何を問わず、美を放棄しちゃだめ。綺麗になりたいなあって思うスピリットが大事。そういう人が、造形的(外見)にも美しくなりうるし、心(内面)も美しくなるんじゃないんでしょうか。(それにつけても、今日の僕はいったい誰なんだろう。。。)

2,3日前の新聞を読んではっとした。「親は子の脅迫者になりうる」という記事。人生の先を歩んでいるというだけで、何もかも知った気になり「アレは駄目だ。こうしろ。大人になれば親の苦労がわかる」と支配しようとする。ああー。これだった。けっこう当てはまる。僕の父親という人は(この書き方だけで関係がよくないのが偲ばれますな)、自分がすることは正しいと言い、謝るということをせず、絶対という言葉を頻繁に用い……もうやめとこ。なんとかしたいとは思うものの彼をどうにかするのは、というかよくいうように、他人を変えるのはそもそも無理な話なのでね、僕が成長してうまい対抗手段を手に入れられればよいと思っております。