「音 五・七・五 お題は、チッチッチッチッと時間を刻む音」
赤と青
どっちを切るか……
あ！ 蟹が！
映像のもの以上に突如、落ちが現れる。これが舞台だとすると、蟹の着ぐるみがぱっと出てくる程度が限界である。頭の中の場合、真っ暗闇の中にストップウォッチ的な音が流れて、薄く時限爆弾の画が浮かぶ。そこで、赤と青どっちを切るかと言葉が出てくると、時限爆弾がありその解除のために赤と青のコードのどちらを切るか迷っている人という画が確定する。しかし、ここで何が起こるかわからないが唐突に蟹が現れると、音で聴く表現ならではのおもしろさがうまれる。以上、伊集院さんの解説。
舞台や映像では出来ないことをする。文字でならどんな世界へだって飛べる。僕次第、あなた次第。
