蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

ライオン

 今日もまた刺激を受け、愉しい時間を過ごした。
 目標を決めよう。そう思った。前から、脳内だけで設定しているだけで、自分との約束を簡単に破っていた。結果的にダメならまだしも、そもそも向かっていない。そこがいけない。では、どうするか。
 いきなり一日十枚は厳しい。勿論、それくらい書けたら申し分ない。しかし、省みよ。一日一枚すら書かない日のほうが多いではないか。
 だから、まずは一日一枚、四百字。日記とは別に。
 書きかけの掌編でもいい、まったくの新作でもいい、ただただ字面や修辞を追及した文字列でもいい。兎に角、書くのだ。
 家では書けないというのなら、環境を変えよう。お金をかけて自分に緊張と投資をしているという意識を持たせよう。
 写真を撮るのにもカメラだけでは済まない。フィルムや現像に費用がかかる。ランニングコストが存在するのだ。
 読ませる文章だってそうなのだ、としてみる。ダメだったら、また考え直すとして、いまはそうする。
 そうランニングコスト。パソコンのキーボードを弾いてタダで書こうとせず、これを書くのにお金をかけているという意識を持つのだ。