蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

月に手を振る

 壁。いつか来るであろう停滞の壁。いつか越えたい壁。
 壁。いつか来るであろう最果ての壁。いつか見てみたい壁。
 わたしはきっとどちらもまだ見たことがない。あまりにも進むのが遅いから。全力を出していない。それは単に怠惰によるもの。
 恥を晒して、生きている。
 壁に当たり、「悔しいけれども、恥ずかしくない」と言える日を迎えるのはいつだろうか。
 はい。そこまで。
 そんな心配をする暇があったら、書けよ、わたし。