蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

チョコレート

 言葉が足りない。出力も入力も。
 美意識に溺れたナルシストな物言いも、ぼんやりとした不安を真に迫るように語る言葉も。何にも出てこない。
 ひっきょう、考えが浅い。集中していないのだ。
 わたしに残された時間は少ないのに。何をぼさっとしている。
 自画自賛はいい。でも、次の日には冷静になって読者の目で評価し、また新たに最高を目指そうじゃないか。
 甘やかな情景。眠れるロマンス。退廃を愛す人々。美徳。まだまだそれを表せる技量がない。
 発想、構成、表現。改良の余地あり。
 相対化して見るよりほかない。深く、深く潜るには内省だけではきっと辿り着けない。
 胸の蝶が今宵も舞っている。待っている。がっかりさせたくない。
 決めたじゃないか。わたしの夢。
 型にはまろう。そして、型を破ろう。スタートラインまであとどれだけ?