蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

頼りないもの

 朝、布団の上、まどろみの中。夢なのか現なのかわからなくなることが多々ある。
 儚い幻想。確固とした記憶。どちらなの。
 いつかは境界が消えて、わたしという肉体も崩壊し、精神だけとなって漂うのだろうか。
 それもいいかもしれない。思念だけが存在する。それもわたしだ。わたしの形は変わっていく。