蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

cruel

 わたしは鈍い。その場での反応が悪い。つまらない返答をしてしまう。
 振り返ってみて、「あれは悪意だったのだ。悲しい」とか、「あれは好意だったのだ。うれしい」とか思う。
 特に、うれしかったことに感謝の言葉を伝えられないのは申し訳なる。
 一方で、小学校のときの教師。今、思えば彼女はヒステリックでおかしかった。しかし、当時は従属していた。盲目的に信じていた。馬鹿だったな。
 単に感性が変わっただけなのかな。時の流れはありがたくもあり、淋しくもあり。
 不安が今宵も付きまといます。
 拭ってくれるのはあなた。あなた。あなたです。
 わたしを好きでいてくれますか。