蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

小説

「人形の涙」

彼女は涙を流した。 この恋はけっして成就しないとわかってしまったから。 それは、遠くからそっと見守るだけの、しかし、熱い、片思いだった。 男とは中学生の時分に初めて出逢った。とにかくやさしく、誰にでも分け隔てなく接するところに彼女は惹かれた。…