蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

 過去の恋人からは「愛だな」って感じた記憶がないけど、友人からは「愛だな」って感じることがたまにある。嬉しい。だったら恋なんかしなくていいじゃないか。人を好きになっても人を愛せない僕。恋はある日突然落ちるもので偶然を待つしかないというのが持論だけど、恋がしたいなあって思ってしまう。更正の余地がない正真正銘の馬鹿だ。現実世界の言葉は難しくて理解できないことばかり。誰か救ってくれませんか。
 前の前に付き合っていた方はたぶんここを見てる。何を思っているのだろうと気になるが直接は聞けない。前に付き合っていた方はたぶんもう見てない。記号的に辛いのだろうなとは考えるのだが、実感がわかない。冷たく優しくない男だ。そんな我が儘な奴でも愛されたい。たった一人の“永遠の理解者”に見初められたい。何処にいるのか。生きているうちに会えるのか。こんなジャンクにも需要があり市場があると思うのだが。無性に誰か女性と暮らしたい。僕が死ぬことすら肯定してくれる、愛のある人。
 別れの日が刻々と近づいている。思い出作り、したいなあ。