蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

再確認

 未だに両親が怖い。怒らせないように機嫌を損ねないように、顔色を伺って暮らしている。過去のものになったと思っていたが、同居と経済的基盤の弱化によって再び表面に出てきた。
 自分はどうしてこうも歪んでしまったのだろうかとうらみがましく思うものの、マイノリティ側に居られてよかったとも思う。むしろそれが支え。けれども、僕なんかより辛い目にあってきた人からすれば中途半端。では何故抜け出せないの。一つはあれだ。勉強しかしてこなかったからだ。学校で職場で「お勉強」しかしていないから、それ以外のことをどうやってやればよいのかわからない。間違いが痛い。
 で、それはもうどうしようもないとして。それを昇華して創造に向けられないのが腹立たしい。歯痒い。泣ける。辛い。
 認められたい。