蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

 筆が進まないとそわそわする。何かここにいてはいけないような感覚。
 『山月記』を読むと何もしないくせに自分はできると思い込んでるという心持が僕のことを言い当てられているようで胸がいつも痛む。
 一人でこの道を進むのはとても心細い。このところ特に寂寥感が募っている。とにかく認められたい。自己顕示欲の肥大につれて自分の無知・無能・無力を知る。耐えろ。あと三年の命じゃないか。