身内に不幸があったとか、己の身に災厄が降りかかったとか。
そんなんじゃないけど。
悲しい。
ただ、悲しい。そんな夜。
身内に不幸があったとか、己の身に災厄が降りかかったとか。
そんなんじゃないけど。
悲しい。
ただ、悲しい。そんな夜。
昨日、愚痴をこぼした。
いつか、「愚痴には生産性がない」と、わたしは語った。
しかし、生産性だけでヒトは生きるに非ず。
無駄とか冗長とか、全部合わせて、人生なのだ。
寝てばかりいた。
荷物の到着を待っていたのだ。
待てど暮らせど来ない。
ようやく午後九時ごろ来た。
午前に指定したのに。
もう一つ、一昨日に届くはずのものが、まだ輸送中だ。
事情があるだろうから、責めはしない。
ただ、連絡をくれてもいいのではないだろうか。愚痴。
1-0でも勝ちは勝ち。
16000人を超える来場者。
席位置によって変わるチケット価格。
数字に目が行く日だった。
名古屋に出るときはたいてい、電車で眠ります(治安が良い)。
各駅停車なら確実に座れるので、それで。
わたしは特殊能力があるので、降りたい駅に着いたとき、起きます。
でも、目が覚めた瞬間に、そこが降りるべき駅なのかどうかを見極めるのがいつも難しい問題です。
寒気に似た、体温の低下がときどきある。
昨晩もそうだった。危ないと思って、午後九時半に寝て、午前八時に起きた。
今日も昼だというのにそれがやってきたので、温かくして仮眠をとった。
夢は見なかったので、頭は痛くならなかった。
起き上がれなかったあの日々でも、絶望を想ったことはなかった。
かと言って、希望も。
ただ、ただ、暗闇の海を漂流していた。
わたしの一縷の望みは、何だろう?
アナタを「馬鹿」と決めつけるのは、簡単なことだけれども。
それは、とても卑怯で、とても醜くて。
神様にしか許されない。
赦されない、重ねた今までの罪を背負って。