2007-05-28 『正義と微笑』 読書 太宰治『正義と微笑』読了。 こういうおもしろい日記文学を書きたいなと思わせられた。人を“しびれる程に喜ばせてあげたい”という言葉は何より太宰自身の言葉に思える。 誰か僕の墓碑に、次のような一句をきざんでくれる人はいないか。 「かれは、人を喜ばせるのが、何よりも好きであった!」 生涯苦しみを抱えながらも、道化を演じることを辞めなかった彼の叫びに見えてならない。