蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

眠る

 相変わらず、夢についての小説を書いている。結局、夢からは逃れれないようだ。
 わたしはよく夢を覚えている。悲しいことも嬉しいことも、みんな夢で起こる。現実とは正反対に。
 世界がもし夢だったら、無秩序と混沌に支配されてしまうだろう。それは、ちょっと困る。
 だから、夢は夢のままで、創作として発露を求めればいい。わたしが死なせない。