出会いはおよそ26年前。わたしは、テレビアニメ、新世紀エヴァンゲリオンを毎週録画して観ていた。ちなみに、こちらの放送局であるテレビ愛知は朝7時半くらいから放送していたので、学校に行く前に前半を少し見て、帰ってきてから録画したものを観ていた。
当時も話が進むにつれ、わけがわからなくなり、考察本を買って読んだものの、やっぱりわけがわからなかった。そして、いわゆる旧劇場版を観て、やっぱりやっぱりわからなかったものの、一応決着がついて、満足していた。
時を経て、新劇場版が発表され、ワクワクしながら毎回観ていた。わたしは、良い観客ではない。わからないものを考えずにわからないままにしておくからだ。今回観た「シン・エヴァ」は後半になるにつれ、矢継ぎ早に難しくなりついていけなかった。
が、爽快感はあった。メカがバチバチやり合うシーンとか、圧倒的な物量が画面を埋め尽くすところとか、碇ゲンドウが胸の内を吐露してくれたところとか。そして、最後、ちゃんとまとまって「終わった」ことに感動を覚えた。ずっと待ち侘びていたのに、来ないでほしかったと怖がっていたが、観てよかった。さよなら、すべてのエヴァンゲリオン。