蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

逆さまの時を。

 読了。いやー、おもしろかった。以下、乱暴に表現。トマス・アクィナスのように、「究極、わかんないことは神の領域じゃね?」と思っていたけど、その次の章でニーチェが「神ってえのは人間が創り出したものなんだよ。そんな神なんか信じているから、楽しく生きられないんだよ!」と提示したので、ニーチェのことをもっと知りたくなった。ちょうど同じ著者の、

これがあるので買って読みたいが、まだ違う本をいくつか積んでいるので、後回しに。

 こういう学ぶための本と違って、小説の場合は一気に読まないと内容を忘れてしまうのが怖いので、躊躇ってしまう。しかし、何事も挑戦。

 このtweetのあと、無事に仕事に行けた。月曜日から転ばずに済んだ。ほっとしている。

 話を戻す。『史上最強の哲学入門』の最後の章、ソシュール。「言語は差異(区別)である」との論は、着眼点がおもしろかった。本書に出てきた例。日本語では「姉、妹」と区別するが、英語では「sister」とひとくくりにしている。どこで区別をしているか、どこに価値を見出しているか、文化によって違うのがおもしろい。