会話が人並みにできるようになりたい、とインターネットの海に飛び込み、さまざまな人たちと会ってきた。
今では疎遠になってしまった人たちや、今でも細々と交流が続いている人たちがいる。
しかし、問題の会話については、少しも進歩していない。
それどころか、ウェブ上でのコミュニケーションも危うい。
何らかのメッセージに対して、当意即妙に答えることができないのだ。
時間をかけ、散々悩んで、月並みな回答しか出てこない。
向き不向き。分相応。やっぱりある。わたしには向いていない。
だから、小説という形でコミュニケーションをとりたい。けっして、文芸は一方通行ではない。