蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

 だいぶ待つ間にうとうとして少し回復できたため、結局、奮起して病院から歩いて帰る。早足。一時間強だった。なかなか体重が減らないものだから、できることをやる。
 新しい景色が見えた。道は何処までも繋がっているんだ。街には人がいて、空には月があって、そういった記号としてとらえれば何も変わりはないのだけれど、すべては別のもの。冷たい空気を吸って歩めば、体の中から変わってゆく。


 好きなパンが売っていなくて悲しかった。くるみパンで二種類のあるのだけど、両方ともなかった。