蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

今の服装になった経緯を整理してみる。

 ファッションの芽生えは周囲と比較して遅かったと思う。衣類は親に与えられるものを着ていた。ただ、心の中で反発していた。サイズがあってないのがすごく嫌だったけど、文句は変わらなかった。僕が強く言わなかったのもあるし、親が気にしていなかったからだと思う。
 アルバイトを始めた。自分のお金で買うようになった。
 最初はライトオン的なところで買っていた。色とか柄とかデタラメだった筈。雑誌は読まなかった。その次はサイズ重視でコムサイズムとかユニクロとかギャップでレディスとかで買った。たいてい白か黒。その次は白黒で合わせていこうという方針が決まって古着のジーンズにやたら凝りだした。ビンテージじゃなくて安いの。その頃には雑誌を読むようになって何処に店があるのかというのを探していた。雑誌のスタイリングはほとんど参考にしていない。道行くかっこいい人とかショップの店員さんとか見ていたけれど、服屋のアルバイトのときに参考にしただけで自分には応用していなかった。
 今。そうだな、自分としてはイニシャルKの方のファッションを一番参考にしている。似ても似つかないけれど。