2007-11-07 会えた 夢 辺りは薄暗い。足下は柔らかい絨毯。よく見渡すと広い空間には多くの正装をした人々がいる。僕は、何かのパーティーに来ている。 会場を少し歩くと見覚えのある方が。細い身体、お洒落な装い、サングラスとハットをしていても溢れ出すオーラ。もしや。 「ようこそ。いらっしゃい」 彼は右手を差し出す。僕は反射的に両手で握り返す。言葉がなかなか出てこない。そして、 「清春さん。お会い出来て嬉しいです」 ようやく言えた。すると彼は微笑み、左手を重ねてくれた。