蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

深紅の液体。

 午前八時ごろ起床。夢が激しかったせいで頭痛があったが、少ししたら治った。計量すると、昨日と比べてー800gの76.5kgでウキウキ。U-76が視野に入った。今日は土曜日だが、出勤。ただし、一時間のみ。そして、これはサービス残業の逆で、一時間のみだが三時間分の賃金を得られる。今日は風がやや強く、肌寒かった。

 読書がどうも上手くいかず、BGMが良くないのかなと思ってJohn Cageの曲を聞きながら四、五時間かけて『寺山修司全歌集』を遂に読み終えた。集中できたと思う。以下好きな作品、三選。

無名にて死なば星らにまぎれんか輝く空の生贄として

 

かざすとき香水瓶に日曇るわれに失くさぬまだ何かあれ

 

わが喉があこがれやまぬ剃刀は眠りし母のどこに沈みし

 ちなみに持っているJohn Cageの音源は、『Roaratorio』しかないので、Youtubeで探したら、権利関係がしっかりしているチャンネルにピアノ曲集があった。ので、それも聞いた。


www.youtube.com

 それにしても読了するまで時間がかかった。解説文は頭に入って来易く、すぐ読めた。なぜだろうか。一首の文字数は少ないが、それごとに世界があるので、そのたびに思ってしまうから時間がかかるのではないか? と考えた。そうそう、解説文はあると助かる。天才の技術を学ぶ橋渡しの役目を持っているからだ。