蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

ペーパー

 母。「そんな格好やめなさい。恥ずかしい」。
 自分は気に入ってる。恥ずかしいことなんて一つもない。しかし、彼女は自己の価値観から僕を変だと断じて、世間体を気にする。
 さて、ここで一方的に彼女は古いとか縛られていると僕の価値観で意見を述べて終わっては進歩がない。この先どうするか。
 無視。徹底的に反発。妥協。完全説得。色々ある。楽なのは無視。今は殆どそれ。やりたいのは完全説得。しかし僕には説得するために必要な数々の能力が足りない。
 で、それらを満たして済む話なのかな、と思う。互いに我慢しないでやっていくにはそれしかないのだろうか。


 僕は宝くじが嫌いだ。楽して稼ごうなんてむしがよすぎる。まったくあさましいと思っているので、親が宝くじを買ってくるのを見るとそっちのほうがよっぽど恥ずかしくないかと毒づく。
 またいつもならここで公理の違い、辛抱する宗教の違いということで諦めていた。まだまだいくよ。
 過去を持ち出そうか。あなたたちは知らなかっただろうが僕はこんなにも我慢し苦しんできたのだと。理解してもらうための一要素ではあるが、核じゃないな。
 自分の形を保つもの、だな。これを貶されたら悲しい。まずそれは伝えなくちゃ。


 今宵はこれにて終了。